静岡県の地震防災センターを見学

地震・津波の恐ろしさ実感

静岡県地震防災センター見学

 

きらっとシニア倶楽部の会員と防災活動に取り組む西東京レスキューバードの会員ら16人が3月24日、防災先進県とされる静岡県を訪ね、県地震防災センター(静岡市)を見学した。

このセンターは、南海トラフ巨大地震に備え、県が独自に被害を想定して開発した地震と津波の発生シミュレーションによって、その影響を県民に体感してもらう施設だ。全国から注目され平成元年に開館した。

TSUNAMI(津波)シアターの大型スクリーンは、大津波が港をのみ込むシーンを映し出す。また、実際の地震と同じように前後、左右、上下に動く「ざぶとん」と呼ばれる起震装置に乗って熊本地震や東日本大震災で観測された最大震度7の揺れを体感すると、大規模激震災害の恐怖を十分に感じとれる。

危機管理部の片井賢一さんによれば、マグニチュード(M)8の南海地震が発生すると、海底部の隆起によって津波が発生、本州陸部と伊豆半島の間の狭い形状により、津波はより大きな波となって駿河湾西部から静岡市内へ押し寄せ、わずか15分後には約50㌔東の沼津市に達するという。さらに、揺れの後に必ず発生する地震火災、火災旋風が各市街地で燃え広がっていく。

 

 備え、まず住宅と家具

2階のホールでは、県地震防災アドバイザーの郷隆志さんによる学習会。郷さんは地元民放の元アナウンサーで、大学卒業まで旧田無市で過ごした。

2012年に発表された地震予知では、M7級の首都直下地震は今後30年以内に70%の確率で発生する。津波のない西東京市でも大きな揺れと火災による被害が発生するので、十分な防災対策が不可欠と話した。まず住宅は安定した地盤の上に建て、耐震化を施し、家具を固定する―の三つがスタートライン。

自分の命は自分で守る「自助」と、みんなの命はみんなで守る「共助」が防災の原点であるともいう。東日本大震災発生時に、釜石市の児童生徒の臨機応変の判断によって全員が助かった「釜石の奇跡」を引き合いに、「避難場所は想定にとらわれないで最善を尽くし、率先して避難行動をとることが大事です」。

一方で、住宅が無事であれば避難所へは行かずに自宅で過ごす。避難所は衛生、安全、精神面で決して安心して過ごせる場所でないと強調した。食料品も物資も資材もインフラもすべてが止まってしまう中、少なくとも水と食料品を1週間分は家に備蓄しておくことが必要だ。

日ごろから防災意識を高め、自助、共助の重要なことを改めて思い起こさせられた。 (新町・青山)

 

この記事はきらっとシニア倶楽部の発行する「きらっと☆シニア」5月号に掲載したものです。

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