18才 選挙権 高校生はどう思う?

 選挙権年齢をこれまでの「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げる改正公職選挙法が6月19日施行された。7月10日投開票の参院選が22日に公示されて以降、新たに約240万人の18、19歳の有権者が投票できるようになる。

高校生は、面食らっていることだろう。棄権はいけないと言われ、では、誰に投票するか。 私は誰にも教えてもらった記憶がない。社会科の授業で選挙を学んだぐらいか。

学校の先生の話、親の話、友人の話、色々あるが、それよりも新聞やオピニオン誌からの影響が強いことだろうと思う。それらを熟読している高校生はしっかりした意見を持っていることだろう。

舛添要一が恰好の悪い最低の辞めかたをさせられた。あんな男はあのように都民から総攻撃を受けて撃沈させられるという生々しい事実を知らされたと見ればよかろう。

あの男は都民が選んだ男だというが、果たしてそうか。自公などが組織を動員して当選させたのに。組織は都民に違いないが、素直には受け止めぬ。そいつらは色のついた都民だ。

高校生は何を思う? 卒業して社会に出れば、待ち受けているのは資本主義、マーケット主義、消費主義の中の激しい競争主義の企業、事業・商売だ。左だ、右だ、どっちだ? 共産主義・社会主義に対しては、まだ迷信的感覚が人々に残っている。

政治屋。取り巻く団体。政治はおもしろいし、おいしいのだろう。権力を握ることの爽快感、絶頂感。民衆の上に立つことの支配感、征服感。政治家は失敗しても歴史上にその足跡、記録を残すだけで損害賠償の追求は受けない。

最近、日本に来て絶大な共感を呼び起こしたウルグアイの前大統領、ホセ・ムヒカ氏(80)。その暮らしぶりから「世界で一番貧しい大統領」と言われる。2012年にリオで開催された国連会議での彼のスピーチは会議場に大拍手の嵐を巻き起こした。

 

『貧乏な人とは、物を少ししか持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ』『成長よりも幸せを求めよ』


ムヒカは裕福な家庭に育ったのではない。家畜の世話や花売りなどで小さいときから家計を助けていた。彼は日本人移住者の畑で花の栽培を手伝って働いて
居たそうだが、そのとき日本人の質素、倹約の精神を学んだという。

貧乏は社会運動に目覚めさせ、彼は極左武装組織に参加して独裁政権下でゲリラ活動に従事、その結果、10数年に及ぶ過酷な獄中生活を何度も経験した。

獄中生活の中から会得したことは『幸せを求めよ』だ。

 

高校生の投票率が気になる。誰を選ぶ? どこの党をえらぶ? 

7月10日の参院選。7月31日の都知事選。

 

 

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