時の流れは本当に早い。もう3月末。今日は小学校の卒業式。東大の卒業式も今日だった。

3月～4月は忙しい。梅から桜、そして桃へ。庭の木々の芽葺き、開花、そして散っていく。鳥たちも忙しそうにやって来る。メジロ、セキレイ、ムクドリ、オナガ。近くの千川上水にはカルガモや時にコサギ。

大したことではないのに、確定申告の手続きも慌ただしさを感じさせる。活動団体の会計報告、来期の申請手続き。集中するから実に面倒くさい。期末になって、予算の消化スケジュールだろうか、いろんな催しが2~3月には集中する。そういえば、外でも道路工事がうるさくなった。

忙しいから、そうでもなかったことでも、煩わしく感じるようになった。出かけていくと、いつものジジババの顔。話題はいつも同じ。体の話、身の回りの話、テレビの話題の話。安倍のやることはいかんだとか、岡田は向いていないとか、志位の方がいいとか、政局そのものよりも政治屋の話。テレビ報道の受け売り。

みんな、情報源がテレビ報道だから、大体、みんな同じ感覚。一人が言い出すと、見な同じ感覚で同調していく。マスコミが伝えない裏側のことは知らない者同士。

ジジババ、そういえば、私の周囲にいる人は60台後半から、むしろ70台が多いのか。60代前半の人は本当に若い人だなあとつくづく感じるようになった。

これでは私は進化が止まってしまう。すでに健康麻雀は断った。まだ私はやることがある。麻雀に興じる時間はもったいない。他のことに遣いたい。やりたいことがあるから。

時間の遣い方。それもそうだが、もっともっと若い人に接したいものだ。最近、一回りしたのおばさまと映画上映会のことで打ち合わせをする機会が出てきたが、一回り下が、こんなに若いのかとうらやましく感じさせられている。

発想の起点が違う。向かう方向が豊かだ。宇宙的で回転的、固定的ではない。たった一回り差で。

進化したい。生きている間は。停滞・退化は困る。それでは生きているとは言えない。

つまらないことで忙しいと、そんなことを考える。なにかフラストレーションを覚える。朝井まかての「恋歌」、割り込みが多くて集中して読むことができない。これが欲求不満の元か、今は。