ゴルフ道具一式を処分した 断捨離

引き取ってもらうために玄関前に出したゴルフクラブ一式。

思い出多きクラブたちときょうお別れをしました。バッグの中には無理矢理突っ込んだ2セットのアイアンクラブとオプショナルなウッドとパターが入っています。

 

一つは、5年ほど前、軽さを求めて買った安もんですが、もう一つはPINクラシックの本流品。2年半の中東・カタール勤務から帰国した直後の1981年に広告を見て日本橋三越で購入したちょっと高級品、当時価格 25万円した道具です。30年愛用したゴルフクラブ。古いといえば古いですが。ただ、ヘッドが重く感じるようになって、後に軽いヘッドのアイアンのセットを購入しましたが、ピン・クラシックは手放せんでした。ヘッドの重い方が良いときと、重くてかなわんというときがあって、使い分けていました。

 

腰部脊柱管狭窄の所為でゴルフができなくなって既に3年が経ち、もう道具は不要になったから手放したわけです。たまたま見つけた東伏見のゴルフショップに持ち込んで引き取ってもらいました。

ゴルフが出来なくなったという意味は、スコアが恥ずかしいことになってきたからという意味です。ほんとにそんな理由かどうかは詮索しないでください。もともと、私はゴルフはどう練習してもシングルプレーヤーには程遠く、50を切ることがめったになく、同期の仲間との競技は勿論、お付き合いでの会社の取引先との接待ゴルフが苦手だったからです。

 

きょうは「思い出をありがとう」という歯の浮くような言葉が、なぜか自然とリアルに口から出でてきそうでした。


このクラブの思い出は、なんと言っても7番アイアン、1995年7月8日、兵庫県神戸の城山ゴルフ倶楽部(神鋼の関係会社、神鋼興産が経営)の14番ショート・ホール、179ヤードで、我ながらあっぱれ、ホールインワンの快挙を成し遂げたこと。3番アイアン。実は、いつもの通り「どうせスライスだ」と思いながらショットしたら、見事に・・・・。


いま、このブログを書いている間中、頭の中は当時のことがグルグル回っています。

こんな奇跡、偶然、アマでは30,000回に一度に発生する確率、などなどの言葉。

私はこんな偉業(?)をやってしまった。それも神鋼の40年入社同期会の懇親ゴルフ会の場で。


ゴルファー保険に入っていたから救われたけど、カネがかかった。。。 その後はてんやわんや、風呂を浴びてからゴルフ倶楽部でひとしきりお祝い会をやってもらって、それから山を下りて、道具をみんな持ったまま三宮へ繰り出して、土曜日でもやっていたお店を見つけて、ドンちゃん騒ぎ。三宮は神鋼というと無理がいくらでも通るのです。


この年、1995年平成7年)1月17日)、阪神大震災が発生した年。
その後は、ご存知、世の中は歌舞音曲の抑制で、みんな静かに静かに過ごさざるを得なかった年。このとき、私は神戸に単身赴任をしていました。

それで(お達しもあって)、ゴルフなどは自粛というムードの中にあったのですが、ようやく7月から解禁となって、真っ先に同期の仲間のゴルフ会が再開され、そこで、やった快挙でした。

 

こんなホールインワンなんて、やらなかったほうが良かったのかどうか、それは私の運命の氏神様の考えることでしょう。私は狙って出来たホールインワンではありませんでしたから、当然ながら。

 

いいか悪いかは別にして、私には普通の人が経験・体験することがまずはないような事をたくさん経験・体験してきていますので、そういう意味ではホールインワンもその一つかもしれません。不思議な何か目に見えない何かのパワーに操られて生きて来ています。神様か何かわかりません。

 

奇跡といえば奇跡なのかどうか、阪神大震災のその瞬間、私は神戸に居ませんでした。居たら、震災に遭遇、どんな体験をしたことやら。幸い、私の住んでいた摂津本山の単身寮は倒壊は免れましたが、そのとき寮に居た人たちに聞くと、みんな生きた心地はしなかったとか。小型冷蔵庫が頭の上を飛んで行ったとか、寝たいたベッドが浮き上がったとか、恐ろしい話ばかりでした。あわてて起き上がって飛んで来たモノに頭をぶっつけて5針縫った先輩がいました。なお、私の部屋の被害は、一升瓶が割れて酒が漏れて、部屋中臭かったことくらいでした。


なお、火曜日の朝の地震でしたが、その前々日の日曜日に社会人ラグビーの日本一を決める決勝戦(神鋼対どこだったか、三洋かサントリーだった)があって、神戸本社から役員やらが応援に駆けつけていて、そんな連中は翌日の月曜日をテキトーな理由・名目を立てて東京本社への出張扱いにして上京しているので、そのお付き合いで私も月曜日は東京にいたのです。本来なら、日曜日の夜には神戸に戻っているのですが、そんな訳で火曜日の朝、神戸に戻ることにしていたためです。


私は自分の意思とは関係のない見えざる運命に操られているtオいつでも思っています。


続きは章を改めます。

 

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