健康基準の拡大 健康診断の新たな基準範囲

健康基準が拡大されそう。

高血圧(収縮期)は 今まで130未満とされてきたが、来年から基準範囲は 88~147 になるそうだ。

           

ひねくれ人は思わず、「?」と思ってしまう。これって医療費削減の政策か~。上がるのは消費税だけではないね。

 

以下、201445朝日新聞の記事から

 

日本人間ドック学会と健康保険組合連合会は4日、血圧や肥満度などについて、健康診断や人間ドックで「異常なし」とする値を緩めると発表した。国内で人間ドックを受けた人の値を調べたところ、血圧やコレステロールの値がこれまでの基準より高くても「健康」だった。学会は新基準を6月に正式に決め、来年4月から運用する予定。

 学会は2011年に人間ドックを受けた約150万人のうち、たばこを吸わずに持病がないなどの条件を満たす約34万人を「健康な人」とした。そこから5万人を抽出して27の検査項目の値をみた。

 その結果、従来は130未満を「異常なし」としていた収縮期血圧は、147でも健康だった。肥満度をみる体格指数「BMI」も、男性で「18・5~27・7」、女性は「16・8~26・1」の範囲におさまれば健康だった。現行は25以上は肥満とされている。

 コレステロール値については性別、女性は年齢によって健康な人の値が大きく変わるとして、それぞれに分けることにした。現行の基準では特に閉経後の女性は高脂血症と診断されやすくなっていた。

 現行基準は、日本高血圧学会など各専門学会が定めた診断基準をもとにしている。日本人間ドック学会などは新基準を健診施設などで利用するよう働きかける。今後5年間の追跡調査をして、病気発症との関連を調べる。

 

 同学会は、緩められる新基準の範囲におさまれば、薬を減らせる可能性もあるが、合併症などがあれば治療が必要という。学会理事の山門實・三井記念病院総合健診センター特任顧問は「糖尿病や腎疾患といった持病があるような人は、新基準の範囲におさまっても安心せず、かかりつけ医に相談してほしい」と話している。         

 

健康診断の新たな基準範囲
20140405 健康基準拡大・血圧130→147.pdf
PDFファイル 227.9 KB

LINK

あおさんのブログ 

  Ameblo