西東京市内 小さな旅

武蔵境駅前から西武バスで西武池袋線ひばりヶ丘駅前まで。初めてこんなルートに乗車。目的地は自由学園しののめ寮。きらっとシニア倶楽部の発行しているシニア向け情報紙と学園町自治会新聞との連携に向けた懇談会への参加のために出発。


快晴、寒気張り詰め、見通し最高。車窓から初めての景色を眺め続ける。田無駅の先までは毎日チャリンコで走り回っているからどうってことはないが、その先から現れる景色は初めて。乗ったバスが青梅街道に入って左折、西方向に走りだして、そこからはわが足跡未踏のルート。目ン玉、まん丸にして車窓から景色を凝視していたが、どこをどう走っているのか、西原から右折、左折を繰り返しながら走る。

自分は北のひばりへ行くのにバスはなぜ西へ向かうのか、バスの行き先は「ひばりヶ丘駅前」と書いてあった。だから、さほど心配はしなかったが、それにしてもなぜ西へ。13時にはひばりに着くのか、着かないと困る。ものすごく気になった。しかし、わが性分、たちまち「ケセラセラ」。


道中の車窓からの風景は、いつもの風景とは異なる。イオンモール、東久留米消防署、南沢、古河団地など、見知らぬまち、名前を見ながら、ここはどこだ、東久留米なんかなと思いつつ、突然目の前に建設途上の大きな駐車場ビル、東久留米消防署と書いてある。なんでこんな大きな駐車場がこんなとこに、と怪訝に思いつつ、しかし、バスはお構いなく走る。


やっと賑やかな感じ、高層ビルが見え始めた。まもなく終点、ひばりらしい。しかし、ひばりの駅前に至る直前のルートは、これまた、思い出した。江ノ電の市街地走行。軒を掠めて走る。卍型というかクランク型の細い狭い道をゆっくり電信柱すれすれに曲がって進んでいく。大型マンションだか、新しいビルとは裏腹にこの狭い道はなんだ。


ひばりヶ丘に到着。12時25分に発車して到着は13時5分。都合40分のバス旅。

いまも「何故」が頭から抜けない、なんであんなとこに大きな駐車場ビルが建築されているのか、東久留米の消防署!


そして、マンションが建てられて人口増加中のひばりヶ丘。新しいマンションのと併存する古い朽ちかけたようなヒビだらけの修理工事中のアパート群。それらの足元のせせこましい道に並ぶ商店。そこを通る西武バス。


いろんなことが飛び回っている頭を屈めながらバスを降りて、目についたポリスボックスで、「自由学園しののめ寮はこっちの方向でいいですか?」 すると若いのから年とったのまで全員3人の警察官、それぞれが別々の大きな地図を広げて…、結局、しののめ寮を彼らは知らない、判らない。見たら平成20年製の地図だ。私は昨晩ネットで見て来た「しののめ寮」の位置を頭に思い浮かべながら、「多分、こっちの方ですから、行ってから、また分からなかったら、誰かに訪ねます、もう結構です」と言って、学園町の大きな屋敷街の中の学園通りをゆっくり歩いて行った。10分ほどで着いた。しののめ寮は完成してから1年半も経っていない。あんな地図に載ってるわけがない。


それから約2時間、しののめ寮長とミニコミ誌の連携についての懇談。おみやげに自由学園食事研究グループが作るクッキーを買って、そして、帰りはあんなに西回りをしないルートのバスに乗って、それでも30分ほどかかって武蔵境に帰着。

クッキーは高かったけど、文句なくうまい、美味だ。



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